ライブで歌うということ・・・
- ヒロト オフィス ククナ
- 4月22日
- 読了時間: 4分
更新日:4月23日
「お前のレベルでなにおこがましいこと言ってんだよ!」というご批判は覚悟の上で書くけれどさ・・・・。
ライブって、歌いたいから出るのではなくて、誰かに聴いていただきたいから、何かを感じて欲しいから出てるんですよね。
歌うだけならカラオケ行けばいいんであって。少なくとも僕はそう思っています。
そこで、課題は2つ。
ひとつは、演者やお客様に限らず、聴かない人。いや、聴かないのはいいよ。音楽は嗜好品だからさ、好みもあるでしょ。だからさ、スマホ見ててもいいし、眠っててもいい。それは全然いい。正直、自分だってそういう時あるし。「黙って聴け!」なんて思ってないです。
ただ、聞いてくれている人もいるかもしれないんだから、演奏中は静かにしていて欲しい。酒飲んで話したいだけなら、居酒屋にいってよと。
とはいえ、演者やお客さんはその日の巡り合わせなので、事前にはどうにもできない。
ただ最近は、演奏中に喋る演者や客を全く咎めない店主や主催者だとわかったら、二度と行かないようにしています。僕らもお金を払って出ているわけで、聴いてもらえる時間を買っているわけで、それくらいの意思を持ってもいいと思っています。
ということで、その件はまあいい。
もうひとつの課題は、集客。今日のテーマはこちらです。
これはなかなか難しいこと。毎度、自分のアーティストパワーの無さを認識するわけですが、他の演者さんもそのステージのクオリティーにかかわらず、似たり寄ったりだったりもする。バンドはまだしも、特に弾き語り系アーティストはみな集客には苦しんでいるように思います。実際、自分だって、よほど観たいと思わないとなかなか足を運ばないしね。
移動時間含めてそれなりの時間を割いて、チケット代を払い、さらにお店でもオーダーする。これを、忙しい日々の日常の中に組み込むって、結構大変なことだんだと思ってます。誰だってハードル高いよね。
そう思っているから、たまにご来場いただける方がいると本当にありがたいと思うし、毎回ライブの告知をしながらも、SNSで繋がっているお友達にそれを強要しているような気もして、ちょっと申し訳なく思うこともあります。
とはいえ、聴いていただくことが目的である以上、現場に一人でも多くオーディエンスがいて欲しい。
そこで、今回、「チケット代1000円キャッシュバック」というのを取り入れてみることにしました。
集客のハードルはチケット代ではなく、”わざわざ行く”という時間と手間なんだと思ってます。なので、抜本的な解決にはならないことは承知の上ですが、少しでも来場のハードルを下げるためにしばらくやってみます。
ただ、すべてのライブでというわけではなくて、集客に合わせて演者になんらかのバックがあるライブに限ります。基本「三方よし」(店も客も自分も損をしない)が成り立つライブに限ります。
ライブハウスやライブバーにはそれぞれの店の経営方針があり、チケットノルマの考え方など異なりますし、同じ店でもイベントによっても条件が違ってくることもあるので一概には言えないですが、ヒロトの「ライブ情報」ページに「🎫」マークがついているところはその対象にします。
前日までに、「ヒロトの客としていくよ!」とDM等で僕に連絡いただければ、終演後にチケット代の約半額をキャッシュバックします。(店のシステムではなく、私個人からのバックです)
時間と手間、そしてチケット代に見合うエンターテイメントを提供できている自信があれば、こんなことは必要ないのかもしれないけれど、それは今後も常に追い求めるとして、今は生のライブ空間を体験してもらえるオーディエンスを増やしたいという思いで、このようなことを考えました。
少しでも気軽にライブに来ていただけるお客様が増えれば、店も対バンの演者さんも嬉しいはずだし、結果、この界隈が全体的に盛り上がれば、それもいいことだと思います。
実際、効果があるかどうかはわかりませんが、とりあえず、本日2025年4月22日分 学芸大学『APIA40』のライブからやってみます。
賛否両論、あるかと思いますが、ご意見あればコメント欄にお願いします。
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