「エンドロール」
- ヒロト オフィス ククナ
- 4月9日
- 読了時間: 3分
いよいよ、アルバムのラストを飾る「エンドロール」です。
「ちいさなうた」のところで書きましたが、若いアーティストが歌うリアリティに満ちた瑞々しいラブソングがとても好きです。もはや取り戻せないその感性に嫉妬すら感じてしまいます。そんな思いの中で、今だからこそ作れるラブソングはないものかと思い、作り上げたのがこの曲になります。
心理カウンセラーの仕事は、仕事やキャリア、人間関係のお悩み等のほか、夫婦間や恋愛の相談も含まれます。未婚率が高くなっている昨今ではありますが、その分、40代はもちろん、50代、60代での恋愛も普通です。ゼクシーという雑誌がありますが、いずれはシニアゼクシィみたいな姉妹誌が創刊されて、そのCMソングにどうかなという得意の妄想も・・・。そうであれば、福山雅治やミスチルがこのテーマを扱う前に作らねばという訳のわからない思いにも駆られたりしました。(「ばかだね〜」という声が聞こえてくる・・(^^;; )
製作中の仮タイトルは、「最後の未来予想図」。言わずとしれたドリカムの「未来予想図」シリーズの最終章のイメージです。アレンジを担当してもらった中村さんにもこのイメージを伝えたところ、最初にダダダダッというドラムロールが入るアレンジを提案してくれました。これは流石に引き出しがいっぱいあるプロのアレンジャーの発想、自分には思いつかないアイデアだったと思います。グッとスケール感が上がって、エンドロールにふさわしいイントロになったと思います。
以前ラジオか雑誌のインタビューで、尊敬する浜田省吾氏がいっておりました、「歌詞は、恥ずかしがってはいけない」と。ということで、歌詞は、綺麗すぎてクサ目ではありますが、省吾氏の教えに従い恥ずかしさを捨てて、エンターテイメントとの王道としてこのような形にまとめさせていただきました。
大森の「風に吹かれて」というライブバーに半期に一度開催される「KAZEFUKA音楽祭」というイベントがあります。15組の演者が、与えられたテーマをもとにオリジナル曲を持ち寄り、演者およびお客様の投票で賞を決めるというイベントです。2024年6月に行われた第29回 KAZEFUKA音楽祭のテーマは「LOVE」、直前にHPを見ると出場枠が2枠空いていたので、滑り込みでエントリーし、この曲をうたいました。
初出場で、知り合いも皆無という環境ながら、なんと作曲賞をいただくことができました。しかも作詞賞も次点でした!躊躇せずエンターテイメントの王道を選んだことが勝因だったなと思っております。

ということで、アルバム「一期一会」。
「はじめに」からはじまり、いろいろな形の出会いのストーリーをたどり「エンドロール」で締めくくる。コンセプト通りの、なかなかいい構成のアルバムになったと思っています。我ながら、自画自賛。
そして、今回をもちまして全10曲の解説は終了です。
長らく、この自己満足以外の何でもない僕の戯れにお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました!
心より感謝申し上げます。
Comentários